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視神経乳頭陥凹拡大て?

最近は健康意識の高まりからか、健康診断や人間ドックを受けられる方がとても多くなりました。眼科領域も例外ではありません。

健康診断や人間ドックで受けられる眼科検査には、視力や眼圧の他に眼底検査というものがあります。よく行われているのは、無散瞳状態(瞳孔を広げる目薬を使用しないで瞳孔の閉じた状態)で眼底の後極と呼ばれる中心部を写真撮影するものです。これを眼科医が異常がないか判定するのです。

眼底検査の異常の1つに「視神経乳頭陥凹拡大」というものがあり、これを指摘されて眼科医院を受診される方も多いのですが、聞きなれないことばに首をかしげながらご来院される方も多く見受けられます。

眼底には視神経乳頭という構造があり、これは眼と脳をつなぐケーブルのようなもので、眼に入力された信号を脳に運ぶ非常に重要なものです。

正常な右眼底写真

正常な視神経乳頭は立体的な構造をしていて、中央にいくほどくぼんでいる(陥凹がある)すりばちのような形をしているのですが、中にはこのすりばち構造が深堀れしていて「陥凹」が広くなっている方がいるのです。このような方はいわゆる「緑内障」という病気の可能性があります。

緑内障は、物を見る範囲である”視野"が徐々に欠けていく病気ですが、初期の段階だとこの視野障害を自覚しない方がほとんどなのです。ですので眼底検査を行うことによって、緑内障の可能性のある視神経を抽出し、視野検査を行うことで早期に緑内障を発見することが、健康診断や人間ドックに眼底検査が含まれている理由の1つなのです。

健康診断や人間ドックでで「視神経乳頭陥凹拡大」や「視神経乳頭の陥凹拡大」などが指摘されたら、早めに眼科を受診して視野検査などを受けるようにして下さい。

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